湿原厳冬U
旅の始まりはこんな空から。
雲海の上、乗っている飛行機にブロッケン現象が。
冬の湿原に立ち上る蒸気と石炭の煙。
世代を超えて再現される湿原の駅の風景。
氷点下の白い原野。
何もない世界を一筋の鉄路が横切っていく。
誰が作った 雪だるま。
何を見ている 午後の陽を浴びて。
ん?
Kiss
バレリーナ
ストップ!
カップル
夕空、ねぐらへの飛翔。
お父さん、お母さんに遅れてはなるまいぞ。
家族連れは日没と競い合って家路を急ぎ。
翌朝は氷点下17℃ 霧氷の夜明け。
けあらしに朝陽差し込み、蒼の世界からセピアの時間へ。
霧の動く速度と同じくらいゆっくりと首だけ動かし、
目覚めのタイミングを伺う2羽3羽。
家族
白い朝 蒼い影
朝の飛翔 青空に白羽鮮やかに。
白煙たなびかせて白い湿原へ。
雪原に煙の影長く引き、汽笛も長く響いて。
光り、蛇行する釧路川。鉄路は原生林の中を一直線に。
陽が傾きはじめ、タンチョウがねぐらへ帰るように
観光客を運んだ蒸機列車も釧路を目指して。
氷結した湖の上を仲間とはぐれた牝鹿が1頭。
晴れ時々曇り、所により一時雪。
天気予報通りの常紋越え。
走行冷却でフリーズされたコンテナ群を前牽き後押し。
パウダースノーの尾を引いて、快速列車は定時通過。
満載のコンテナは全て白。
モノトーンの世界に赤い機関車が力強さを強調して。
今は昔・・・。
廃線となった相生線の終着駅にはかつての面影が色濃く残り。
Jan-Feb.2010
Nikon D300
AF-S Nikkor
28-70mm F2.8D
Nikkor ED 80-200mm F2.8D
VR Nikkor 80-400mm F4.5-5.6D
Nikon Transfer
Nikon Capture
NX
Special Thanks
●草凪みかん san @ 煙の絵日記
●東伸電鉄 san