〜オマケ〜
残雪をつないで二ツ森から真瀬岳への縦走中、我々が通過した5分後に
若いツキノワグマが横断していきました。
(中央の黒いヤツです。300mmで撮ってもこれがいっぱいいっぱい)








そして山はモノトーンの世界へと入っていきます。

(旧青秋林道より真瀬岳、白神アルプスを望む)

杉林の中にインゼル状に残った紅葉も、初雪をかぶって砂糖菓子のようです。

(旧青秋林道にて)

二ツ森へ紅葉を楽しみに出かけた体育の日。
予期せぬ初雪に遭遇してしまい、彩りに「白」が加わりました。

(旧青秋林道にて)

ホコリタケの宇宙船が森の中に不時着しました。
何だ何だ?・・・と、コケの野次馬が大勢集まってきましたよ。
こんなことを想像しながらシャッターを切った、森の小宇宙。

(天狗岳登山道にて)

(旧弘西林道 天狗峠付近)

この日の朝は冷え込みました。
光を浴びた紅葉はいっせいに色めき立ち、まだ陽の当たらない木々たちは、
じっと寒さをこらえているようです。

(旧弘西林道 天狗峠付近)

天狗岳登山の日、カーブを抜けたらこんな光景に出会いました。
モルゲンロートに染まる朝霧の海から、ブナの島がゆっくりと出現してきます。

(旧弘西林道から)

秋のブナ林。
陽が当たると森全体がパアーっと明るくなり、芳ばしい香りに満ちあふれます。

(二ツ森登山道)

いかがです? 色っぽいでしょ、ちょっとシワが目立つけど・・・。

(八森町 留山)

清流が岩を洗う色合いの涼感。
都会のエアコンに慣れてしまった体を目覚めさせてくれます。

(くろくまの滝)

朝霧立つ夏の青池。

(十二湖 青池)

金のアユを育てた、という赤石川。
昔とは違い、雨が降ると土砂で濁った水が流れます。
清流は森の豊かさの指標。

(旧弘西林道 赤石川橋から)

やわらかく、豊かなブナの新葉

(八森町 留山)

昨夜は一晩中大雨でした。
大収穫だったヤマウドの天ぷらや酢味噌和え、それと仲間の愉快な話で
酒もすすみ、明けて表に出てみるとブナの林は夢と現の境のような光景
で我々を包んでくれました。

(小岳登山口にて)

モノトーンだった山にも南風が吹き、残雪の白さと反比例するようにブナの
新緑が山を駆け上がっていきます。

(泊岳からみた二ツ森)

世界自然遺産に登録され、一躍脚光を浴びている白神山地。
この森にツアー客がこんなに入るようになる前には、さまざまな開発計画や
自然保護運動が展開されていました。
ここ、二ツ森へは自然保護の象徴ともいえる、開発が中断された「青秋林道」
を利用すれば40分ほどでコアエリアの全貌を見渡せることができます。
・・・が、なんとも皮肉な話ですね。


(新緑の二ツ森山頂から白神アルプスを望む)

白神の森

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