西海の青 U
〜盛夏 小さな山村と漁村の風景〜
61年目を迎えるヒロシマの日とナガサキの日の間、
そこには攻撃的な陽射しと、優しい眼差しのそそぐ、
平和で小さな日常がありました。
棚田の下にはこぢんまりと漁村が
憧れの青い空、白い雲、そして蒼い海
照り返しきつく、水面揺れて
「うったちゃ撮らんちゃよかけん、魚ば撮んなっせ」
「風景? そりゃきれかさあ。どげんもこげんもひどうよかとこばい。」
波あくまでも穏やかに、陽射しは激烈!
蒼穹に夏の紅差す鹿子百合
田の畦に百日一輪夏色を
美しい朝、残したい風景
朝露光り、遠くから聞こえるラジオ体操の唄。
夏の駅、午後の陽光、改札を抜けると海!
朽ちかけた廃屋にまた来る夏の日・・・
ようやく陽も傾きはじめ
烈しかった太陽も力を失い
入り江の向こうに一日が終わっていく
また来る夏を夢見て・・・
2006.8.7〜8
Nikon F100
AF VR Zoom Nikkor
80〜400 F4.5〜5.6D
Tokina AT-X PRO 28〜70 F2.8
Fuji
RVP100,Kodak E100VS