そして・・・・・あとはひたすら白い冬に向かって。
霜が陽に解けなくなる季節は、もうすぐそこまで。
薄紫に暮れなずむ畑に灯るのは霜避けに焚く火でしょうか。
茜雲が丘の林を影絵にしながら足早に流れて行きました。
峠の小駅にも忍び寄る秋が・・・。
北国の森は針広混交林で赤黄緑さまざまな色あいですが、一枝に近寄ってみても。
牧草ロールの転がる10月の麓郷。
路肩に車を停め、冷涼な空気を吸いながら小さな丘を越えてみると一面の黄色!
緑肥になる小さなヒマワリの大きな畑が心を躍らせてくれました。
蒼白いベールの中から寄り添う樹々が見え隠れ・・・。
朝霧の中、蒼い丘。
塔のある小学校も寒そうに目覚めていきます。
静かな湖面に霞む景色を映す曇天の朝。
湖畔を彩る森の中では、動物たちもせわしなく冬を迎える支度をしていることでしょう。
陽が昇るにつれ霧がだんだん晴れてゆき、人々が仕事に出かける頃カメラマンは
朝食タイムを取ります。
美馬牛あたりは、この時期必ず朝霧が出て夜明けを幻想的に演出します。
でも濃すぎるとどこに何があるのやらさっぱり。
英国の紳士が横切っていきそうな公園の情景。
北の秋風景
冬に備えた牧草のロールと、刈り取りを終えて乾燥中のマメのニオがあちらこちらに点在する丘。
木々は紅葉して山を彩り、時としてそこに初雪が飾られたりする季節。
食べ物もとっても美味しい季節ですが、華やかさの影にはもう冬がそこまで・・・。