八甲田山麓に広がるブナ二次林の、春5月と秋10月は
最も彩り豊かな季節です。
大好きな鄙びた温泉とともに目も体も心も癒してくれます。
八甲田の森
山の湯治場には深まる秋の色合いがよく似合います。
老木の根張りには刻んできた幾星霜の歴史が・・・。
完全な伐採をまぬがれ、幹の途中から枝を出した「あがりこ」は森の主
といった風格があります。
秋空に樹幹を広げる黄葉は、森をいっそう明るく華やかに。
足下を見れば森の恵みが一粒二粒・・・。
渓谷を彩る秋の森。
この華やかな饗宴も、もうじき白一色の世界へ。
初冠雪の朝。この年最後の彩りを競いあって。
一転、こちらは秋の森。ブナの森はこんなに明るく・・・。
遅くまで残る雪、白い幹、そしてみずみずしい若葉の森。
南風がブナの新葉を散らすと、急速に森の春が進んでいきます。